IoT機器から考えるユーザーインターフェースとおもてなし

最新IoT機器体験を通して

音声操作は単純操作

Daiwa connect“ではグーグルホームを使った音声入力により各IoT機器を操作できる。単体での操作はもちろん複数の機器を連動させる事も可能だ。音声入力はリモコンという制約に捕われなくなり、料理等手が離せないときでも操作が可能、また機器自体の使い方が分からなくても声で指示ができるため子供からお年寄りまで使うことがきる。ちょっとした調べものを訪ねればネットのページを読み上げてくれたり、動画の検索等もキーボードで打ち込む必要がなく、音声入力によって操作のハードルがおおきく下がったと言えるだろう。その一方で操作一覧等を見れない為、スマートスピーカーで何ができるかが分からなかったり、音量や照明の明るさ等の簡単な調整であっても言葉で伝えるのは難しい。また好きな音楽を流したいときも曲名を覚えていないと聞きたい曲を流せない等、人の記憶に大きく依存している部分もある。

Daiwa connectのグーグルホーム

画面操作は詳細操作

&AND HOSTEL UENO のIoTルームではチェックイン時に専用アプリがインストールされたスマートフォンが渡される。各種IoT機器と繋がり部屋の施錠から照明、エアコン、空気清浄機、テレビ、カーテン等の操作やシャワールーム、洗濯機の空き状況等が確認できる。操作できることがアイコンで表示されているため一目で何ができるか分かる。音声操作では操作しづらい照明の色や明るさ、

音量等が画面上で直感的に操作できるのは、目盛りや色等、操作対象が可視化されているからだ。現状の機器の状態を一目で確認でき、簡単に操作できるプロセスは画面がないと成立しない。