TOPICS 連載.GLOBAL EYES ON DESIGN from America

激変する自動車産業におけるデザインの役割と人材育成~アメリカのデザイン教育最前線

CCSトップへ独占インタビュー!

昨今、自動車産業は『自動運転・コネクティッド・電動化』をキーワードとして新業種の参入等、ビジネスモデル含め大きな変化の波が押し寄せている。我々デザイナーにとっても、その役割はどのように進化すべきか、またその備えとなる人材育成は喫緊のテーマである。今回、アメリカで有数のデザイン総合大学CCSの副総長スーシン・チェ氏に独占インタビューする機会を得た。

『自動運転・コネクティッド・電動化』
デザイナーの役割はどう進化する?
変わらない部分は?

大きなところではそれほど変わらないと考えています。今後、より一層”人間性”を確保する役割が大きくなるでしょう。テクノロジーは人々の生活を便利にすることを追求しますが、それは時に”人間性の欠如”にも繋がります。デザイナーは人々にどんな影響を与える

かを常に考えなければいけません。 ”Technology for Humanity” が『自動運転・コネクティッド・電動化』社会にとって重要になります。一方変わらない部分は”デザインとは?”であり、良いデザインの3つの側面”Logic”、”Magic”、そして”Music”です。ロジックはデザインの目的や機能。マジックはユーザーへのハッピーサプライズ。ミュージックはライフスタイルや社会に重要なインパクトを与えること。