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技術のチカラで驚きを。格の違いを見せつける。  株式会社入曽精密 

世界最小を削りだす驚きのワザ

『技術の見える化』には工夫が必要だ。 下の画像は、一瞬、何の写真かわからないかもしれないが、『世界最小のサイコロ:元』だ。金属を削りだして作製されたこのサイコロ。 サイズはなんと0.3mm角。 この数字を聞くだけで直感的に 『凄い、こんなものがつくれるんだ』と驚く。

『世界最小のサイコロ:元』
  現在では、0.1mm角のサイコロまで作製可能。

このサイズを切削加工で削りだせることも凄いが、このサイコロを見たとき、人に与える 『これ、なんだろう?』 と興味を引いたあとでの 『驚き』。 インパクトのある、非常に効果的なプレゼンテーションだ。 凄い技術の習得と、『技術の見える化』。その二つを同時に行っている会社、株式会社入曽精密。代表取締役社長、斎藤清和氏にお話を伺った。

<株式会社 入曽精密>
 独自のMC(マシニングセンタ)造形システムに より、アルミのバラ、docomoとコラボした金の鉄人28号など、精巧な作品を次々発表。
<受賞暦>
 第2回 日経ものづくり大賞受賞 
MACHINING EXPERT Five-Axis
Process Contest 2013 3位受賞  など多数