TOPICS 連載.GLOBAL EYES ON DESIGN from America

自動運転車に乗って考えたこと

盛り上がりを見せる自動運転技術

CESなど家電ショーの色合いが強かった展示会も近年は自動運転の提案が多く見られ、各社、限定的ではあるが着々と自動運転技術の開発を進めている。今回、テスラモデルS(2014)で会社周辺の道を走り、アメリカならではの自動運転の利便性の再確認と今後求められることが何かを考えてみた。

日常でのサポートは心強い

普段通勤で使うフリーウェイを約10分間16km、オートパイロットで運転。制限速度70マイル(112km/s)とスピードが出る上に、分岐が多く通勤渋滞もある。様々な状況の変化に対して車も判断してくれるので車に身を任せられる分、周辺確認に余裕ができ、安全につながるのが嬉しい。



又、アメリカでは10時間前後の運転は、搭乗時間や現地での移動が生じる飛行機より便利なケースも多い。道中、寝られることも嬉しいが、日本のサービスエリアのような施設も少ないので、周辺情報を確認できる時間がとれるのも嬉しい。余裕ができた時間にどういった価値を提供できるかという視点が今後必要になってくると感じている。