TOPICS 連載.GLOBAL EYES ON DESIGN from America

北米降雪地域のクルマにまつわる困り事

道路は塩で真っ白、車線が消える

アメリカの経済力を感じる一面でもあるが、除雪車が頻繁に走り、道路に積もった雪自体はあっという間に除雪される。 しかし、大量にまかれた塩はタイヤによって砕かれ、乾くと道路を白く染めてしまう為、車線が非常に見にくい状態になる。夜間はさらに見えづらい。交差点付近では左折・直進・右折の専用レーンがあるなど複雑だ。 例えば、道に慣れていないと自分の走行車線側が何車線あるのか分からず非常に困惑するシーンがある。さらには曲がった先が間違えて対向車線の左折レーンだったなんて場合は非常に危険だ。また、追い越してもよい区間は黄色の破線で表示されるが、それも判別できなくなる。 将来的にこの環境下で自動運転が可能になったとしても、情報をクルマ側が直観的に分かり易くユーザへ表示できると(車線がウィンドウに表示される等)大きな安心感を得られるだろう。