連載.GLOBAL EYES ON DESIGN from America

アメリカのスマートホーム事情

アメリカで広がるスマートホーム


スマートハウスが注目されて久しい。現在の日本ではゼロエネルギー住宅に代表される太陽電池や家庭用蓄電池・燃料電池・HEMSなど省エネシステムが設置された電気自動車を充電できるような家や、街に数多くのカメラを設置した防犯システムや簡単にシェアスペースやEVを借りられるコミュニティを提供する大規模開発されたスマートタウンにある家を思い出すことだろう。ただ、ここアメリカではちょっと事情が違う。家庭の様々なシーンを快適にする機器を、スマートフォンなどIoTを活用することでより便利にし、その機器がある家がスマートホームという認識だ。はスマートホームの中心となっているサーモスタット(空調用温度計)だ。大手スーパーや大手家電量販店で販売台数1位となる急成長を遂げ、2014年にGoogleに買収された、世界から最も注目されているスマート機器である。