連載.これからのライフスタイル

ワンコインで子育てシェア~子育てを頼りあえる世の中に

本当に活躍できる世の中なの?

「子どもが熱を出したが仕事を休めない、保育園は預かってくれない」、「子どもを迎えに行きたいが残業を頼まれた」、働くお母さんは常にこのような問題と隣り合わせだ。さらに卒園すると保育時間が短くなり、いわゆる「小1の壁」と呼ばれる変化点が訪れるなど個人差はあるだろうがさまざまな問題に直面する。少子化対策で「子どもを産み、育てましょう」、労働人口が減るので、「女性も男性と同じように活躍しましょう」と言われるが本当に女性が活躍できる社会になっているのか。 そんな問題に解決策を提示したのが株式会社 AsMama 代表の甲田恵子氏だ。自身も企業で活躍するキャリアウーマンだった。3歳の娘を抱えこれから仕事との両立を頑張らなくてはと思っていた矢先、2009年にリーマンショックのあおりを受けてリストラに遭ってしまう。「これからは会社や国がなんとかしてくれるのを頼る時代ではなく自分自身が道を切り拓いていくしかない。」

と思ったという。
そして甲田氏はそこで立ち止まらず「誰もが当たり前に社会参画できるしくみをつくろう」とその年のうちに同志を集って株式会社AsMamaを創業した。仕組みは昔ながらの「ご近所の頼りあい」のイメージ。「ネットで見知らぬ人に、自分の命より大切なわが子を預けられませんよね。」 と甲田氏。

株式会社 AsMama 代表取締役CEO 甲田恵子氏
http://asmama.jp/