連載.GLOBAL EYES ON DESIGN from Europe

昔からある道具の良さを伝える~Les Bouillottes de Béa の湯たんぽ

フランスでも一般的な湯たんぽに
もっと使いたくなるデザインを

ヨーロッパでも湯たんぽは古くからある一般的な道具である。日本では7世紀頃に中国から伝わったのが始まりだそうだが、よく知られている亀の甲羅型のものは実はヨーロッパの古い金属製湯たんぽの形に影響を受けている。現在ヨーロッパで最も多く使われているのはゴム製のものであり、フランスではスーパーや薬局で購入できる。また様々なデザインのカバーも売られている。

フランスのPerolsという町を拠点に活動している Le Bouillote de Béa は新しいデザインによって今までにない湯たんぽの使い方を提示している。またカバーの素材選びにこだわり、湯たんぽをもっと魅力的に使いたくなる姿に変えた。そうして、湯たんぽという古典的でシンプルで省エネな道具に改めて注目を集める事に貢献している。